2014年4月6日日曜日

Amazon WorkSpacesを早速使ってみたのでその雑感など。

Amazon WorkSpacesだが、Limited Previewの時、会社でアカウントを申し込んでおいたのだが申し込み殺到らしくだいぶ待たされていた、今回Public Previewになりようやくレジストされたらしく、早速お試ししてみた。

Amazon WorkSpacesはAmazonが満を持してリリースした、クラウド上で仮想デスクトップ(VDI)サービスが使えるサービスだ。
これは、この先オンプレのVDI構築案件にはかなり脅威になると思われる。

どんなサービスかは以下のリンクでおさらい。
【AWS発表】Amazon WorkSpaces が誰でもご利用可能に!

Amazonクラウドの仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」が今日から一般公開。Windows 7が月額約3500円から。iPad、Androidタブレット、Kindleも利用可

画面転送プロトコルはPCoIP。
これは、VMware Horizon Viewと同じプロトコルなのでVMware社も絡んでいるのかもしれない。
コネクションブローカーはAmazon独自。
設定はきわめて簡単。
現在はViginiaリージョンとOregonリージョンのみの対応。
Virginiaリージョンに設定してみたら、結構遅延する。
Oregonだともう少し早いかも。
Tokyoリージョンで使えることになるのを期待。
 

Windows,Macのみならず、iOS,Androidからも利用可能である。
ただ、現時点での注意点は仮装デスクトップOSは純粋なWindows7ではなくWindows Server 2008R2でGUIをWindows7 GUIにしたもの。
通常の業務では支障はないと思う。
これは恐らくMicrosoftのライセンスの制限と想像するが、たぶん今交渉中でそのうち正式なwindows7が使えるようになるのではないかと予想。

専用の接続ソフトからログインすると、こんな感じ。
まあ、普通の見慣れたWindows7に見えるよね。
なので、画面にとくに目新しはない。
ただしこのスクリーショットはAndroidのNexus10からログインして取ったもの。
AndroidやiPadなどのタブレットからもちろん使えるということだ。



いよいよWindowsデスクトップもクラウド上で。それもAmazonのクラウドでAmazon価格でということになると、これをきっかけに企業のシステムのクラウド化が更に進んでいく起爆剤になるかもしれない。

ちなみに、外部の Active Directoryと連携が出来るので企業にすでにあるイントラのADと連携できると言うこと。
これは導入検討を考えている企業にはかなり朗報だろう。
これについては、早速うちの会社でも試してみて続報を載せようと思う。

今まではオンプレでのVDIシステム導入が花盛りで、CitrixのXenDesktop, VMwareのVMware Horizon Viewががっぷり四つの勝負をしていた訳だが、ここにクラウドでAmazon WorkSpacesが割って入ることなる。
うちの会社もXenDesktop, VMware Horizon Viewの設計構築案件は相当数手がけてきているが、Amazon WorkSpacesも早々にキャッチアップしないとと思っている次第。
ただ、キャッチアップというほどキャッチアップすることが無いほどお手軽なんだよな。

いずれにしても、VDIシステム導入もAmazon WorkSpacesを使えばH/Wやソフトウェアライセンスを購入する必要なしで、Amazonへの月額使用料のみで済んでしまう。
Sierにはまたしても脅威になるということだ。

着々とクラウド時代は進んでいくが、 Amazonが頭二つ位は進んでいるという印象である。





1 件のコメント:

  1. これ不思議なんですよね。うちの会社、従業員の半数の数百名は、全米に散らばったホームオフィス。するとたいていはケーブルテレビがインターネット接続のプライマリーチャネルになります。これが、まぁ、切れること、リセットされること。NetflixとかAmazon instant videoが途中で切れる、リセットされるのは、まぁ、当たり前。よほどラストマイルの足腰がしっかりしていないと使えないような気がするんですが。。。とはいえ、Citrixなんかもしっかり売れているわけだし、足腰のしっかりしたネットワークだけでも十分市場規模はあるんでしょうが。

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